inductor's blog

nothing but self note :)

【批判ではない】最近の技術用語をなんでもカタカナ化するのをやめたい【答えでもない】

オブザーバビリティについて説明すると「それモニタリングですよね」みたいなツッコミをされる穴があるので、なんらかの excuseをしたいのだが、本心では オブザーバビリティとモニタリングってそもそも類似点や相違点を語ること自体がおかしくないかと思っ…

4年以上待ってたEKSの改善がようやく出てきた件

はじめに これは、Kubernetesアドベントカレンダー2の20日目の記事です。 これの話です。 aws.amazon.com ただし俺はもうEKS全然使ってないから意味ない件😢

リソース制限をかけたKubernetes Podの中でhtopをしてもホスト上のリソースが表示されるのはなぜか

昔コンテナを触っててふと疑問に思ったことをまとめました。

インフラエンジニアはSREではないし、SREとPlatform Engineeringも別物

インフラエンジニアの肩書きをSREに変えるタイプの組織変更は近いところから遠いところまでいろんなところで見かけてるんだけど、改めてそれって名前変えただけじゃないよね?って問いかけは個人が組織に、組織が個人にそれぞれ相互でした方がいいと思う。 …

KubeVirtの何が嬉しいのか

KubeVirtの何が嬉しいのかについて書いてみた

WebエンジニアとWeb技術とシステムの話 (sadnessOjisanのWebサーバーアーキテクチャ進化論2023を読んだ感想)

いい話

Docker終焉は別にしないと思うけど、知っておいたほうがいい知識の補足を書く

Dockerは終わらぬ

Metal LBがいつの間にかConfigMapじゃなくてCRDで設定するようになってた

社ではない某おうちKubernetesクラスターでMetal LBを使っているんだけど、0.12.x以前でロードバランサーを浮かべる場合、L2モードで以下のようなConfigMapを書いていた。 apiVersion: v1 kind: ConfigMap metadata: namespace: metallb-system name: config…

アメリカ出張中だけど、Big Techとやらに入って数ヶ月経ったので感想を書く

社内のことは多くは書けないので、部署の雰囲気やチームでのやりとりについて、書ける範囲で書いてみる。お約束っぽくなってしまうが、これはあくまで個人としての経験・意見を書いたもので、会社の意見や思想を代表するようなものではないことに留意いただ…

Re: NginxとApacheって何が違うの??

これは何 以下記事のアンサーブログです。 qiita.com 以下のことはコメントに書いたんですが、書ききれなかった部分もあったり整理したほうがいいなと思い記事に起こしています。 現代のアプリケーションではC10K問題よりも先にDBやアプリケーションのボトル…

そうなんだ。また転職するんだ。

はじめに これは転職エントリーです。この2年出社はしていませんが、一通り仕事を終えたので投稿ってことで自分のブログに自分語りをします。「お前誰」っていう人はツイッターや過去のブログ記事でも読んでからお読みください。 2020年3月に公開したこちら…

RubyでYJITを有効にする場合はメモリ消費量に気をつけよう、という話(on Kubernetesでハマった)

TL; DR YJITをDocker/Kubernetesでで有効にするには RUBY_YJIT_ENABLE=1 or RUBYOPT=--yjit YJITはデフォルトで256MBのメモリ領域を確保するため、全体のメモリ消費量が上がる Docker/Kubernetesでメモリ量を制御したい場合、RUBYOPT=--yjit-exec-mem-size=1…

西海岸のスタートアップとカジュアル面談をやってみた話

はじめに Launchableの共同創業者の1人で、Jenkinsの父としても知られる川口耕介さんとMSでアドボケイトをされている寺田佳央さんのご紹介で、西海岸サンタクララにヘッドクオーターを置くShipa.ioというスタートアップのカジュアル面談を受けてみました。日…

Prometheus Operator に入門した

Prometheus Operator 完全に理解した。

kubeadm コンフィグの新しいAPIバージョン kubeadm.k8s.io/v1beta3 が出てた

Kubernetes v1.22 から kubeadm.k8s.io/v1beta3 が利用可能になっていたのを、年末に実家のクラスターをいじいじしてたときに気づきました。kubelet.config.k8s.io/v1beta1 と kubeproxy.config.k8s.io/v1alpha1 は据え置きですが、InitConfiguration、Clust…

Karpenterのファーストインプレッション

はじめに これはKubernetes Advent Calendar 2021 4日目の記事です。 今回はAWSが先週GAを発表した「Karpenter」について、実際に触ってみた様子とOSSとしての思想やデザインについて書いてみます。 Karpenterとは Karpenterの公式ページでは「Just-in-time …

久しぶりにNew Relic (with Kubernetes)使ってみたらいろいろ便利なことが増えてた話

はじめに これは、New Relic Advent Calendar 2021 3日目の投稿です。遅くなってすみません! もともと、献本いただいていたNew Relic本の書評をしようかと思っていたのですが、思ったより分量が多くて読み切れていないのでそれはまたの機会にするとして、そ…

KCNA(Kubernetes and Cloud Native Associate)の資格試験とトレーニングが一般公開されました

はじめに この記事は以下CNCF公式のアナウンスを日本語で抄訳したものです。全文及び詳しい内容については該当記事を合わせて御覧ください。 www.cncf.io

EKSでDockerから卒業すべくBottlerocketのマネージド型ノードグループを使ってみた

eksctlを使わずにBottlerocketのMNGをEKSに仕込んでみました。

KubernetesのResource Requests & Resource Limitsの内部処理をソースコードレベルで読み解く

KubeCon EU 2021にて発表したKubernetesのリソース要求/制限の内部処理をブログ向けにまとめ直しました。

新しいLinux namespaceである「CPU Namespace」について

はじめに この記事は、以下のlwn.netの記事を抄訳したものです。 lwn.net CPU Namespaceのご紹介 これはCPU namespaceのインターフェスとそのメカニズムを証明するための初期プロトタイプです。 現状におけるCPUリソースの制限方法 Linuxカーネルでは、タス…

Google Developer Expert (Google Cloud Platform/Modern Architecture) になりました

表題の通りですが、Google Developer Expert (Google Cloud Platform/Modern Architecture)になりました。

EKS(or Kubernetes on AWS)本番運用で導入を検討すべきな追加コンポーネントについて

はじめに Amazon EKSを初期導入すると、最小限の構成でクラスターがセットアップされそのままの構成で本番運用をするのはとてもじゃないが厳しいみたいな状態になっています。 これには運用者が柔軟にミドルウェアを選定できるというメリットもありますが、…

資格試験を受ける側から作る側になった時の話

はじめに こんにちは。inductorです。 Kubernetesについて学ぶための1つの方法として、CKA/CKAD/CKSといった公式の資格の存在があります。資格保有が必ずしも専門性を示すわけではありませんが、特にベンダーの技術者や普段業務でKubernetesを使わないという…

久々に社内勉強会で発表するので資料を公開します

久しぶりに社内勉強会というやつに参加して発表することになったので、発表資料を共有します。

CIOpsとGitOpsの話

はじめに GitOpsという言葉が生まれたのが自分の知る限り2017年頃なのですが、世の中にあるCI/CDの仕組みはまだほとんどがCIOpsもしくは手動のオペレーションによって成り立っていると思っていて、かつては自分もそうだったのですが「Gitで管理されていればG…

EKS Anywhereのファーストインプレッション

はじめに EKS Anywhere(EKS-A)とは じゃあ、何をするCLIなの? EKS Distro(EKS-D)とは 刺さるユースケースは・・・? EKS Connectorの話 EKS-AとEKS Connectorの組み合わせ 1. クラスター管理をeksctlに一本化できる 2. クラスターAPIによるメリットが享受で…

Kubernetes 1.22で削除されるBeta APIが結構多いのでまとめてみる

はじめに Kubernetesは直近3マイナーバージョンをUpstreamのサポート対象にしており、特に1.19以降では各バージョンごとに1年のパッチサポートがあります。2021年7月現在の最新版は1.21なので、1.19以降の3マイナーバージョンがサポート対象になっています。…

KubernetesノードでDocker HubのRate Limitに立ち向かう

はじめに はじめに Kubernetesでの対応 imagePullSecretsを使いたくない... kubeletが実はDocker credentialを読み取れる実装になっていた Docker Hubはコンテナレジストリとしては世界で最も広く使われるサービスですが、去年の秋頃からイメージをPullする…

KubeCon + CloudNativeCon Europe 2021 Virtual登壇を終えて

KubeCon + CloudNativeCon Europe 2021 Virtualにて2件のセッションで登壇したときのすべての裏側をお話します。